カーテンの選び方:カーテン・ブラインドの種類について

カーテン・ブラインドの種類 the kind of window treatments

 

窓に飾るものを英語ではウィンドウトリートメント(window treatments)といいます。

日本では、窓といえばカーテンというのが一般的ですが、シェードやブラインドなどいろいろな種類があります。

 

ここでは、実際に取付けた時に使いやすく、住宅に合わせやすいものをご紹介します。


 


レギュラーカーテン regular curtain


いわゆる「フツーの」カーテンです。

 

一般的に、ドレープ(厚手の生地)とレース(透け感のある生地)の二枚を吊るします。

通常はドレープを部屋側、レースを窓側に吊りますが、大柄のレースなどの場合は、レースを部屋側に吊って、夜にドレープを閉めた時もレースが見えるように吊る場合もあります。

この吊り方はレースインといいます。

 

ヒダの取り方は主に、2倍ヒダと1.5倍ヒダがあります。

 

2倍ヒダ

通常はこの形をレギュラーカーテンといいます。

メーカーによって縫製の仕方が違いますが、写真のような3つ山の2倍ヒダの縫製の場合はとてもキレイで型くずれしにくい特徴があります。

1.5倍ヒダ

窓の横巾が4mくらいのかなり広い窓で左右開きにする場合、カーテンたまり(カーテンを閉めたときのカーテンの束)がボリュームが出過ぎる時などおすすめです。


通常の窓の場合はかなりボリューム感がなくなるため、あまりおすすめではないです。

フラットカーテン

ヒダをとらないカーテンです。

大きい柄のあるものや、レースのカーテンなどではオススメです。とてもスッキリとしてきれいです。

逆に、厚手のドレープなどでは、たたんだ時にまとめにくいです。


そのような場合は、床にすれるように少し長めにしておくときれいに納まると思います。



ハトメカーテン eyelet curtains


ハトメカーテンとは、カーテン丈夫に丸い穴があいていて、直接カーテンポールに通すスタイルで、ヨーロッパでよく見るスタイルです。

 

個人的にはめちゃくちゃかわいいと思いますが、カーテンポール(装飾レール)でないと取付けられないため、通常のレールではつけられないのが難点です。

 

また、開口部が広い場合、カーテンポールの取付部品をまたぐ形になると開け閉めできなくなるため、w=2000(mm)程度までの窓に取付けるのがおすすめです。

 



シェード Shade

ダブルシェード(プレーン+プレーン)

ドレープとレースを1台のシェードにしたスタイルです。

窓まわりがすっきりするので、小窓などでおすすめです。


逆に、掃き出し窓(床まで開いている、出入りできる大きな窓)では、全体に重たくなるので上げ下げがしにくいのであまり出入りのあるところ(洗濯物を干すバルコニーなど)では不向きだと思います。

このような場合は、レギュラーカーテンがいいと思います。



ドレープは2倍ヒダのレギュラー、レースをプレーンシェードにした施工例です。

外からの目線を上半分までは遮り、下を通気のためあけたいという場合は、このようなスタイルがいいと思います。


こちらのお客様にはとても喜んでいただきました。(^^v)

ダブルシェード(シャープ+シャープ)

左のプレーンシェードとよく似ていますが、横バーが入っています。

そのため、畳んだ時に布地のふわふわが抑えられてシャープにキチっと畳めます。


シャープにスッキリとまとめたいときにこちらを使います。

また、大きな窓でシェードにする際はピッチを広めにとるととてもモダンでかっこ良くなります。